#18 イライラで気づいた、「結婚していない」という劣等感

この前、知り合いの行動にイライラすることがありました。

そのイライラを掘り下げていくと、相手にはまったく関係のない、私自身の奥の方にベチャっと張り付いていた、一方的な負い目のようなものに気づいたのです。

行き着いたのは、

「どうせ、私は結婚していないし」

という劣等感

今回は、この気づきについて書いてみます。
 

知り合いへのイライラ

イライラする理由のひとつに、ひがみややっかみってありますよね。認めるのは情けないけど、今回のイライラは、多分ただのやっかみとも言えます。

きっかけは、私が時間をかけて大事に取り組んでいることを、その知り合いが簡単にやってのけるように見えたこと。さらに、「すごいでしょ!」とアピールして評価をもらおうとするような態度にも見えて、イラッとしてしまったんです。

自分にはできないことを相手がしているモヤモヤ。
自分が大事にやってきたことを、軽く扱われているような感覚。

自分の無能さ、歩みの遅さや、比較による焦りまで突きつけられるような気持ちになって、イライラしたのでした。
 

AIの正論に、さらにイライラ

こういうイライラを突き詰めていくと、

「自分が大事にしていることを確認する」
「人ではなく、自分のことに集中する」

といった、外に向いた矢印を自分に戻していくことが大事なんだろうな、とは思います。

実際、AIにぶちまけてみても、冷静に、

「その知り合いとあなたは、違う山を登っています。相手と同じことをするのが、あなたが本当にやりたいことでも、在りたい姿でもないですよね。自分の山をこのまま登れば大丈夫です」

みたいな、いかにも正しいことを言われて。

「わかってる、わかってるよ!」

……って、さらにイライラする私。

正論では収まらない気持ちってあるんです、人間には。
なので、「なぜ私はこんなにイライラしたんだろう」と、さらに掘り下げて考えてみました。
 

イライラの奥にいたもの

よくよく考えると、今回のことは、今回に限った話ではありませんでした。何かがうまくいかないときに、私がたびたび陥ってしまうパターンだなって。

それは、

「どうせ、私には大した実績がないし」
「どうせ、私は結婚していないし」

という劣等感を持ち出して、捻くれるというパターン。

こう書くと、ただ不貞腐れて論点をズラしているだけのようにも見えます。子どもっぽいし、ちょっと恥ずかしい。

 
でも今回のイライラの裏には、こんな気持ちもあったのです。

「そういうやり方もあるんだね」
「すごいね」
「こうした方が、もっと良くなるかもしれないよ」

そんなふうに、相手に意見を言いたい気持ち。なのに、

「どうせ私は、そんなことを言える立場じゃないし」

と、自分で自分の口を塞いでしまう。もちろん、聞かれていないことをわざわざ言う必要はありません。でも、

「言わない」のではなく、「自分には言う資格がない」と思って引っ込めてしまう。

この感じ、よくあるなぁと思ったんです。
 

結局、私なんて…

考えてみると、仕事でも似たことがあります。

たとえば、AかBかを検討する議論で意見が割れたとき。
議論が揉めるほど、相手の立場が上であるほど、「下っ端の私の意見なんて、聞いてもらえないんじゃないか」と思ってしまう。そして、

「どうせ、私には大した実績がないし」

と、心の中でそっとひねくれて、相手の意見をのむ。

友人関係でもそうです。

恋愛や夫婦関係の相談を受けたとき。
しばらく恋愛すらしていない私の意見なんて、興味を持ってもらえないんじゃないか。そう思うと、

「どうせ、私は恋愛も結婚もしていないし」

と、心の中でそっと凹んで、相槌だけを打つ。

 
どうやら私は、何かうまくいかないことがあると、

「大した実績もない。結婚もしていない。」
「だから、私の意見なんて聞いてもらえない。」

というところに行き着きやすいのです。
 

劣等感からの「どうせ…」癖

こんなふうに、何かうまくいかないことがあると、
「大した実績がない」「結婚していない」ということを理由にして、自分の価値まで下げてしまう。

もちろん、現実にはそういう一面もあると思います。

私だって、相手の経験や立場によって、「この人の話なら聞いてみたい」と思うことがあります。だから、経験や実績がまったく関係ないとは思いません。

でも、それと、「だから私は、何も言えない」「私の意見に価値はない」は別の話のはずです。

議論や相談の場にいるなら、必要以上に自分を卑下する必要はない。必要以上に、自分からひねくれる必要もない。

それなのに私は、

「どうせ、私には大した実績がないし」
「どうせ、私は結婚していないし」

と、自分を落としてしまう。

そして、思い返してみると、この2つは実際に直接言われたこともありました。仕事でもプライベートでも、「あなたに言われたくない」的なことを。苦笑。

もちろん、私の言い方が悪かったこともあります。でも、自分なりに一生懸命考えて発言したことだったからこそ、それが傷として残っている部分もあるのかもしれません。

「人に言われる前に、自分でやめよう」
「相手に指摘されないようにしよう」
「だったら、自分の意見は押し殺しておこう」

と、言いたいことを我慢して、イライラしていく。どんどんそんな風になっていったのかもしれません。
 

今の私は100点満点。だけど・・・

ただ、「どうせ、私には大した実績がないし」の方は、まだ素直に受け入れられます。

「今は仕方ない。少しずつ成長しているし、きっと実績もついてくるだろう。ついてこなくても、このまま続けていくしかない」

という、ある種の覚悟があるからです。

でも、

「どうせ、私は結婚していないし」

だけはどうしても、何も言えなくなってしまう。どうしても、自分が劣っている気持ちになってしまう。

前回の記事では、意気揚々と、「今の私は100点満点!」と書きました。(#17 幸せな結婚につながる「自分の状態」って、あるのかな)そして、それは今も本当にそう思っています。

だけど、なんだけど。

やっぱり、

「どうせ、私は結婚していないし」

という劣等感が湧いてくると、100点だったはずの自分が、90点……80点……と、下がっていく。それは恋愛や結婚のことだけじゃなく、仕事に対する自信まで引っ張られてしまうこともあります。

でも、そもそも、「結婚していない」って……
 

劣等、なんですか?
 

だいぶ長くなってしまったので、今回はこの辺で。


この「結婚していない」という劣等感については、もう少し考えてみたいと思います。

次回へ続く!
 

 

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