最近、どこまでいっても物足りなさって出てくるなぁと思います。
いつも、
「これさえ手に入ったら」
「これさえが叶えば」
「ここまでいけたら」
って、物足りなさに対してタラレバを言う。
でもそれが手に入ったところで、叶ったところで、到達できたところで、また新しいタラレバを言い始めるんです。
結婚もそうで、
「結婚さえできたら」
「子供さえできたら」
と、次の何かを求め続けてしまうことって、あると思います。
私自身も、このままでは「結婚できていない今」を、ずっと物足りないものとして過ごしてしまうんじゃないか。
そんなことを、考えるようになりました。
「ここまで行けば幸せ」の先にあるもの
私は、仕事で同じことを思っていました。独立して赤字続きだった頃、
「黒字にさえなれたら、それで十分」
と、本気で思っていたんです。
いいところに住みたいとか、美味しいものを食べたいとか、欲しい服が欲しいとか。
そんなものは、もういい。
今の生活を続けることができたら。
この赤字の不安から抜け出せたら。
それだけで、どんなに幸せなんだろう。
本気でそう思っていました。
でも実際、黒字になったらなったで、
「◯歳くらいまでに貯金はこれくらい必要だな」
「将来的に家のことは考えないとな」
なんて、新しい不安や欲が出てくる。
「今の生活が続けられたら、それだけでいい」と思っていたくせに、達成した瞬間には、またその先を見ている。
もちろん、先のことを考えるのが悪いわけではありません。でも、この調子だと、仕事も、暮らしも、そして結婚も。
「これを手に入れたら幸せ」という場所を目指し続けて、そのたびに新しい「足りないもの」を探してしまう。
それって、なんだか嫌だなぁと思ったんです。
「夢」ではなく「夢中」という考え方
そんなことを考えていたとき、ダラダラ動画を見ていたら、菊池風磨さんが「沸騰ワード10」に出演している動画が流れてきました。
そこで話していた内容が、ちょっと面白かったんです。
・「嵐になりたい」という夢があって、今の事務所に入り、デビューする。
・その後は「東京ドームに立ちたい」という夢ができて、実際に東京ドームにも立つ。
・「夢が叶った!」と喜びそうなところ、東京ドームに立った瞬間にも、もう次のことを考えていた。
・デビューも東京ドームも、「夢が叶った」ようだが、「夢ではなく目標」だったと気づく。
・「夢」って何なんだろう?と考えた結果、「夢の中」と書いて「夢中」という捉え方に行き着いた。つまり、目標を達成するために我を忘れて一生懸命がんばる状態があって、それが「夢の中」だと学んだ。
・夢が叶うか叶わないかは結果でしかなく、そこに向かう過程にこそ意味がある
という趣旨。
これ、いいなぁ…と思ったんですよね。
「今をダンスする」という考え方
もう1つ思い出したのが、大ベストセラーの「嫌われる勇気」。
ずいぶん前に読んだので細かいところは忘れているのですが、1つだけずっと心に残っている考え方があります。それは、「今をダンスするように生きる」というもの。過去や未来にとらわれず、いまこの瞬間に全力を注いで生きる、という意味だと理解しています。
・人生を「どこかへ行くための旅」ではなく、「今」自体が完結しているものと捉え、それであれば、「今」を、「楽しく踊るように生きよう」という考え方。
・過去を悔やみ続けたり、まだ来ていない未来を不安がったりするのではなく、目の前の「今」に集中して生きる。
これもやっぱり、結果ではなく、そこへ向かっているプロセスに目を向ける考え方なんですよね。
考えてみれば、人生のほとんどは「結果が出る瞬間」ではなく、その途中です。仕事だって、結婚だって、何かを達成するその瞬間より、そこへ向かっている時間の方が圧倒的に長い。
だったら、その途中をずっと
「まだ結果が出ていない」
「まだ足りない」
「まだここまでしか来ていない」
と思いながら過ごしていたら、人生の大半が「まだ足りない時間」になってしまいます。
それは、ちょっともったいない。
結婚だって、結果だけを見ないでいたい
だから、結婚についても同じように考えてみたいと思いました。「結婚」も、ただの1つの結果であって、「夢」というより「目標」なんだと思う。
もちろん、私は結婚したい。
だから、結果は欲しい。
でも、結婚した瞬間だけが幸せで、それまでの時間は「まだ結婚していないから不幸」なんていう人生にはしたくない。
結婚は、人生の一つの結果であって、そこに至るまでにも、その後にも、ずっと人生は続いていく。だったら、
「いつ結婚できるんだろう」
「まだ結婚できていない」
「周りはみんな結婚しているのに」
と、そこばかりを見続けるより、
「今日はこんな人に会った」
「こんなことを考えた」
「こんな自分の一面に気づいた」
「もしかしたら、私はこういう人と一緒にいたいのかもしれない」
なんて、今起きていることにも目を向けていたい。
実際、こうして「あーでもない、こーでもない」と考えて、こうして言葉にしていることに、私は結構「夢中」になっています。「結婚への道」なのに、結婚そのものより、結婚に向かう自分について考えている時間の方が長い。それも、悪くないなと思うんです。
「夢の中」と書いて「夢中」。そう考えると、今の私はまさに、結婚への「夢の中」にいるのかもしれません。だったら、このプロセスも、もう少し面白がってみよう。
落ち込んだっていい。
悲しんだっていい。
たまには悲劇のヒロインぶったっていい。
全部込みで、今の自分を生きていけばいい。そう思うと、少しだけ心が軽くなります。
辛かった時期の自分も、ときどき思い出したい
そしてもう一つ。
本当は、今でも十分幸せなんですよね。でも、あれこれ考えていると、不安も欲も出てきて、今が物足りなく思えてくる。
そんなときは、ときどき昔の自分を思い出したいと思っています。
赤字に苦しんでいた自分も、人間関係で悩んでいた自分も、今振り返ってみると愛おしいものだし、密かな武勇伝でもある。
彼氏に執着したり浮気されたり、当時は会社を仮病で休むくらい(!!)で、あの頃はあれが人生の一大事だったけど、今となっては良い思い出です。
次の目標へは、もちろん向かっていく。
結婚もしたい。
仕事も、もっとできるようになりたい。
欲しいものも、まだまだある。
でもある意味、「夢中」という意味ではなく、今も昔の自分から見れば「夢の中」の生活と言うこともできる。だったら、今も幸せだということを、ちゃんと感じていたい。
「ここまで来たら幸せ」ではなくて、ここまで来る途中の今日も、ちゃんと自分の人生。
そう思いながら、この「結婚への道」も、毎日の生活も、過ごしていこうと思います。