自己肯定感と自信があれば、動けると思っていた

『独立して、フリーランスとして仕事をしてみたい』

そう思ったのは、会社員3年目の頃でした。

とはいえ、ただただ漠然とした願望。周りにはフリーランスで働く人がいなかったので、最初は全くイメージもわかない世界です。

まずはフリーランスについて、本を読んだり、人に会いに行ったり、セミナーを受けてみたりするところから始めました。

すると、「独立」「フリーランス」という世界が、少しずつ現実味を帯びてきたのです。だからといって、すぐに独立したり、フリーランスになったりする勇気はありませんでした。
 

私には足りないのは、これだと思った

いざ自分が独立することを考えると、足がすくんでまったく動けない。何をしたらいいのかもわからないし、何より、怖かった。

家族、学校、会社。

これまで自分がいた環境は、ある程度の安定や保証がある場所でした。

それを実感するとともに、その真逆とも言えるような、不安定で先の見えない世界に飛び込むことが、とても怖かったのだと思います。どんな反応されるだろう…と、家族や同僚、友達といった、周りの目も怖かった。

でも、独立したい。

どうしたらできるんだろう…

そう考えたとき、当時の私が出した答えは、
 

「自己肯定感と自信さえあれば…!」
 

でした。汗
 

この2つさえあれば、どんな困難も乗り越えられる!
 

そんなふうに、“魔法のような道具”として期待を寄せていたのです。
 

自己肯定感と自信を探しに行った

そこで始めたことの1つは、自己啓発系の本を読んだりセミナーに参加してみること。結果的に、知識や人とのつながりはたくさん得られました。

でも、肝心の自己肯定感や自信そのものも、それを手に入れる方法さえも、結局よくわからないままでした。

そんな中、あるセミナーで隣の席になった、すでに独立して15年以上という、ニコニコしていて物腰が柔らかい男性と話す機会がありました。別のセミナーでは、年齢が近そうな、お兄さんのような優しい印象の方と席が隣になり、話す機会がありました。

印象的だったのは、2人とも、正直「自信に満ちた人」という雰囲気ではなかったということ。

独立して働いている人に、そこからたくさん出会っていくのですが、必ずしもその人たちがみんな、特別ポジティブだったわけでも、ものすごく自己肯定感が高いわけでも自信満々なわけでもなかったのです。

独立している人というのは、”ポジティブで明るくて自信満々!”みたいなイメージを、私が勝手に持っていただけ。そうでなければ独立できない!とすら思ってしまっていたんですね…。

そして、その人たちに共通していたのは、自己肯定感の高さや自信の有無ではなく、「自分でお金を得る手段を持っている」ということに気づいたのです。
 

必要だったのは、別のものだった

私は、興味のあったWEBライティングを学び、副業として初めて個人で仕事を始めてみました。初めて自分で、会社以外からお金をいただく経験をしたのです。そこから少しずつ、独立というものが現実になっていきました。

その中で感じたのは、「本当に必要なものは何か」を現実的に見ることの大切さ。

お会いした方たちが共通して持っていた「自分でお金を得る手段」。
私にとって、それは「自分でお金を稼ぐスキル」でした。

人によっては、それが人脈かもしれない。ITの技術やマーケティング、営業力、コミュニケーション能力、誰にも負けない専門知識、トーク力、投資の知識などかもしれません。

少なくとも、
“高い自己肯定感”や”自信”がないとできないことって、この世にそれほど多くない、と思うのです。
 

楽な答えから、一歩踏み出す

現実をありのまま見ることは、とても大事なことだと思います。でも実際は、それが意外と苦しくて難しい。

当時の私は、自分に足りないもの(具体的なスキルや行動)を直視するのが怖くて、メンタルさえ整えば解決するという楽な答えに、無意識的に逃げていたように思います。

「自己肯定感」や「自信」というもので、自分の足りないものを補い、都合よく前に進めていけるような気になっていたからです。

でも、必要なものを直視して行動しはじめてから、現実も、自分のメンタリティも、少しずつ変わっていきました。
 

“自信がない” ”自己肯定感が低い”と感じているなら

もし今、自分に自信がなくて、何か踏み出せずにいるなら、こんなふうに考えてみるのもいいかもしれません。

  • 踏み出すために、本当に必要なものはなんなのか?
  • 今日から小さく試せる行動はなにか?
  • それは、自分に都合の良い答えになっていないか?

私自身、この3つを考えてみたことで、「自信がつくのを待つ」以外にも、できることがあると気づきました。
 

今日の整理:「自信がついてから」じゃなくても、動ける

「自己肯定感」も「自信」も、行動を続けていくうちに少しずつついてくるもの。逆だったらいいのにと思うけれど、どうもそう単純ではないみたいです。

やりたいことがあるなら、「自信がついてからやる」のではなく、怖くても、少しずつ動いてみる。

自己肯定感より、自信より、まずはやりたいことを実現するために、現実を直視して試行錯誤する。

その繰り返しの先に、自己肯定感も自信も、きっとついてくるものなんだと思います。
 

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